平屋の間取りの決め手は生活動線や家事動線

平屋の間取りの決め手は生活動線や家事動線

平屋住宅は、生活動線や家事動線が良い間取りに工夫することができ、暮らしやすさを重視した住宅になります。例えば、玄関を入ってすぐに洗面所があると、汗をかいたり、雨に濡れてもすぐにお風呂に入れます。洗面所の近くに洗濯機やお風呂場があり、洗濯物を近くで干せる間取りにすれば、家事動線が良い平屋住宅が完成です。普段の料理や洗濯の移動距離が短くなるコンパクトにまとめられた水回りにすれば、時短になります。水回りを一箇所にまとめると、家事をしている時に家の中を移動する家族とぶつかることのない生活動線になります。家の中も人同士がぶつかって怪我をするリスクがあるため、安全な家づくりを行う事が必要です。平屋住宅は二階がないため、一階で必要な家事を全て行うことができます。二階のベランダまで行き、洗濯物を干す必要がないため、一階に洗濯がしやすく干しやすい環境を整えましょう。住宅見学会やカタログで事例を見る事で、生活動線と家事動線のことを詳しくイメージできます。

平屋は、居室を廊下で繋ぐので長くなりがち

一般的な2階建て住宅や3階建て住宅は、玄関と階段を結ぶスペースがホールと機能して各居室を結ぶので、廊下の面積は最小限でロスが少なくコンパクトなプランニングが可能です。平屋は、1階に居室や水回りなど全ての居住空間が配置されており、居室や水回りを結ぶ為に廊下が細長くなるのが一般的です。その為、細長スペースの両脇に居室や水回りが配置されるので明かり窓がなく暗くなってしまうことも多く、灯り窓がないことで風通りも悪く生活臭がこもってしまうことが多くあります。平屋は、建築基準法に抵触しなくても家各所の採光率や風通しを入念に検討する必要があり、天井を勾配天井にしてトップライトを設置するなどの工夫が必要不可欠です。平屋は、全ての住居機能が1階に集約されているのでコミュニケーションが取りやすいのが利点ですが、壁一枚の仕切りしかなくトイレや入浴など何かにつけて顔を合わせてしまうので最低限のプライバシーを保護できる工夫も必要です。